ドイツ犬日記

千葉の多頭飼育崩壊現場から預かったワンちゃん達と里子にしたマットとのドイツでの生活の日記です。 HPはこちらです。千葉犬緊急救護プロジェクト

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更新履歴

2005,3,3 心機一転!
2005,3,1 T字
2005,2,28 一年
2005,2,27 雪が多いけど・・・
2005,2,26 グループトレーニング
2005,2,25 犬相良し?

12月の日記

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大晦日 2002,12,31
ついにやってきました、大晦日。
今年は本当にいろいろなことがあった。
もちろん一番のイベントはプラトンとガリバーが我が家に来たこと。
12月はこれ以外何かしたっけ?というぐらい飛ぶように過ぎてしまった。

最初はプニョプニョの毛皮のかたまりだったのが、このひと月で立派な犬に成長した。
ますます可愛くなっていく2頭を見ていると、このまま時が止まってしまえば、、、なんて思うこともしばしば。
でも来年はガリバーも、そしてきっとプラトンも新しいお家で暮らすことになるんだよね。
だから残り少ない時間を大切に大切に過ごしたい。
楽しい経験ありがとね。
そしてプラトンをはじめ、全ての千葉ワンに素敵な里親さんが見つかりますように。

             ↓「来年も仲良くしてね」「考えとくわ〜」


お散歩したいね 2002,12,30
「もういくつ寝るとお正月〜」を通り越してあさってはもう2003年だ。
我が家はこの2頭がいるのでどこにも行かないし、いつもと全く変わらない生活。
最近は部屋の外に出して、フリーにしていることが多いので、それはそれは元気に駆け回っている。
まだ仔犬だから、家の中だけでも十分走り回れるけど、こんなに元気で嬉しそうなプラ・ガリを見ていると、早く外に出してあげたいなぁ、と思う。
意外なことに、最初首輪をつけてもあまり反応しなかったプラ・ガリ。
テディの時は一日中、気になってガジガジやってたっけ。
初めてリードをつけたときも噛み切ってたよなぁ。
この子達はどんな反応をするのかな?
まだ外に出られるのは先だけど、練習してみようかな。

                 ↓私、本当に眠いんですぅ。

成長 2002,12,29
今日は、2回目のワクチンを打ちに獣医さんへ行った。
獣医さんが、大きくなったと目を見張っていた。
「健康で順調に成長しています。飼い主さんの育て方がいいからですよ。」と言っていただき、本当にうれしかった。
今は横より縦に伸びる時期だそうで、骨格もしっかり犬らしくなってきた。
でもまだ体はプニョプニョにやわらかくて、やたら手触りがいい。

ちなみにプラトンは7.5キロ、ガリバーは7.2キロで、この1ヶ月足らずで1.5倍に成長した。
毎日見てるとよくわからないけど、こんなに大きくなったんだね。
もうすぐ抱っこも大変になるかな?
逃げ足も早くなったし、あのスリッパを咥えて逃げる姿といったら、、、。
でも、2頭寄り添って寝てる姿は、まだまだ赤ちゃんなんだよねぇ。

ぬいぐるみ 2002,12,28
今日は家にお友達が沢山来てくれた。
まあプラ・ガリの喜んだことといったら、皆に可愛がってもらって、まるでお誕生日とクリスマスとお正月がいっぺんに来たようだ。
以前も書いたが、この子達本当に人馴れしている。
食事中、食器を触っても怒らないし、遊んでるオモチャをとっても威嚇するようなことは全く無い。
本当に性格の良い仔犬たちだ。

お友達が2頭にクリスマスプレゼントをくれた。
なっ、なんと、2頭とほぼ同じ大きさのぬいぐるみ!
この子達を里親さんにお渡しする時は、このぬいぐるみよりきくなっているのだろうか。

♪僕らのクラブのリーダーは〜♪ 2002,12,27
今日のタイトルを見て、すぐ何のことかわかった方はかなりの通だ。
私はメロディーしか知らなかった。

海苔の佃煮犬ガリバーには、もう一つ特技(?)がある。
それは、後ろから見ると、世界中の人が知っているあの超有名ネズミ、
♪僕らのクラブのリーダーは、ミッキーマウス、ミッキーマウス、ミッキー、ミッキーマウス♪に似ているのだ。

ディズニーランドに行くと売っている、黒いプラスティックの耳付き帽子。
後頭部があの帽子にそっくりだ。
顔も細くてネズミっぽいし、なんか不思議な縁を感じる。

ちなみにタイトルの歌の題名は「ミッキーマウスマーチ」と言うらしい。

パタパタパタ 2002,12,26
犬の耳の後ろを掻いてやると、勝手に足がパタパタと動くことがある。
そういうワンちゃんがいると、可愛いし、面白いしで何度もやってしまう。
耳の後ろと足の神経が繋がっているらしい、と聞いたが本当だろうか?

プラトンの場合はその「ツボ」が胸にある。
じゃれていて傷ついたのか、足の付け根にカサブタが出来ていた。
それが痒くて、よくパタパタ掻いている。
血がにじんできたので、やめさせようと私が胸を掻いてやった。
と、彼の足がパタパタ動きだした。「可愛い、、、」
やめると止まる。そしてまた掻くとパタパタパタ。
可愛すぎてやめられない。
立っていても、座っていても、寝ていても、必ずパタパタしてしまう。
自分で掻いているつもりなのか、その後は妙に満足気なのがまた可愛いのだ。


                  ↓ 探検、探検

仲良し♪ 2002,12,25
とにかくこの2頭仲がいい。
遊んでるのか喧嘩してるのか、いつもガウガウやっている。
オモチャの取り合い、引っ張り合い、オヤツの取り合い、首のかみ合い、なぎ倒して、馬乗りになって、追っかけて、頭突きして、それはもう大騒ぎである。
たまに一匹だけ部屋から出そうもんなら、残された方の悲痛な叫びは天にも届く勢いだ。
まっ、生まれたときからずっと一緒だもんね。当たり前か。

でも君たち、いつかは離れ離れになるんだよ。
ガリバーは行き先が決まっているし、プラトンもいずれは誰かのお家にもらわれていくだろう。
だから今のうちに思う存分遊んで欲しい。
そして、無理な願いだとは思うけど、お互いのこと忘れないで欲しいな。
顔も形も毛の色も全然違う兄弟だけど、一緒に生まれてきたんだから。
そして、もっと無理な願いを言えば、私のことも忘れないで欲しい。
だってこんなに苦労して(?)育てているんだよ〜〜〜。

Merry Christmas!! 2002,12,24
今日は楽しいクリスマスイブ♪
近くのドッグランに行ったら、あんまり人がいなかった。
そこでお友達のご夫婦が一言、
「こんな日のこんな時間にドッグランに来るなんて、私たち暇よね〜。」
思わず納得。でも、今の私はそんなに暇じゃないんだけどねぇ。

プラトンは何でもかんでも興味津々。物怖じしないし、運動能力もかなり高い。
正しくトレーニングしたら、どんな種目でもかなりいい線いくんじゃないかな。
もちろん、家庭犬としてもきっと皆を楽しませてくれるはず。
何しろ「明るく楽しい」犬なのだ。
プラトンから見たらはるかに大きいテディにも、平気でこんなことしてしまう。
どっちも男の子なんだけど、、、。

                   ↓愛(?)を語り合う2匹

クリスマスプレゼント 2002,12,23
あ〜今日もまた遅くなってしまった。
しょうがない、かなり良く撮れた(?)ガリバーの写真だけ載せようっと。

連休も時間に追われて瞬く間に終わってしまった。もう明日はクリスマスイブ。
今年はお食事もパーティーも出来ないけど、私にとっては、このかわいい2匹と共に過ごす時間が何にも変えられないクリスマスプレゼントとなった、、、と思う。



ポッカリ 2002,12,22
お預かり4週目に突入!日記も同様。
我ながら良くやった!!
もうここまで来るとやめられない。一日でも書かなかったら気持ちが悪い。
自分で言うのもなんだが、なんて律儀な性格。
この情熱を他のことに向けていたらもっと大成したかもなぁ、、、。

仔犬って時々驚くようなことをやってくれる。
昨日、ふと気がつくと床に敷いてあるシートにポッカリ穴が開いていた。
でも犬はケージの中で爆睡中。いったい誰がどうやってやったのか??
「僕じゃないよ」と夫が一言。んなことはわかっちょるわぃ!
どうやら中で遊んでいるうちにケージが動いて、その場所にせっせと穴を掘ったらしい。
だが、すごいのはなぜかケージが元の位置に戻っているのだ。
まさか、罪(?)を逃れるために元に戻したわけじゃないよねぇ??
バカバカしいとは思いながらついつい2匹に疑いの目を向けてしまう。

いや、ほんと、この子達に限らず犬って私たちが見てない時にいったいどんなことしてるんだろう。
一度隠しカメラでも仕掛けてみたいもんだ。
でもなんか恐ろしいことしてたりして、、、。


                  ↓ 「僕は無実だ〜〜!!」

うれしいニュース♪ 2002,12,21
ガリバーの里親さん決定!!
とてもやさしそうなご夫婦。本当にガリバーを大切にしてくださりそうだ。
とにかくうれしい〜。これで少し肩の荷が下りた、、、。
ガリバー、新しい家族のもとで幸せになってねぇ。

でも里親さんのスケジュールの都合で引渡しは来年になった。
プラトンはどうかなぁ?もう年末だし、なかなか里親さん候補も少ないみたい。
でも本当に愛嬌があってハンサムで可愛くていい仔なんだけどな〜。
このぶんで行くと年末年始は大家族のままかもしれないな。
でもそれもまた良し!だ。


                 ↓本当の親子みたい?

ご対面! 2002,12,20
我が家の先住犬テディ(ラブラドール)、マリア(ミックス)と2頭を遊ばせることにした。
最初はプラ・ガリの部屋でご対面。
嬉しくて楽しくて、もうどうしていいかわからないプラ・ガリ。
やっと入れてもらえるようになった犬部屋に何か食べるものがないか、チェックに余念の無いテディ。
この小うるさい生き物はいったい何なの?って感じでソファーに避難するマリア。
いや〜面白かった。ちょとした室内ドッグラン状態だった。
だがこれも家庭犬としての社会性を身につける大事なチャンスなのだ。

テディは小さいとき他のワンちゃんと遊ぶことがあまり無かった。
当時の私たちの住居の周りにはあまり犬がいなかったのだ。
脳の中まで生粋のラブラドールの彼にはつらかったに違いない。
だから今でも、彼は人でも犬でも見ると遊ばなくちゃ損!みたいな感じで寄っていく。
でも遊び方、いまひとつよく知らないんだよね。
やっぱり幼児体験って大事だ。

                ↓何探してるの〜〜??

トイレとオヤツ 2002,12,19
2頭ともトイレの成功率がかなり上がってきた。
ただトイレの場所がなぜか別々なんだよなぁ〜。
最初はどうなることかと思ったが、みんなが言うとおり自然と覚えてくれた。
さらに私は秘策(?)を講じた。
って言うほどのものではないが、まあ一般的な策、要するにトイレの度にオヤツをあげることにしたのだ。

最初は、無理やり口に突っ込まれる3センチ弱のスティックが何だか理解出来なくて、おもちゃにして遊んでたっけ。
だが彼らは当然すぐ気がついた。「これっておいしい、、、」
それからトイレの後はオヤツのおいてある場所まで一目散だ。いや、本当天才犬だ。
1頭がもらうともう1頭も欲しくて、取り合いになるから結構間が持っていい。

だが私には苦〜い経験がある。
当然テディ(ラブラドール)をしつける時にもオヤツ作戦を決行した。
そして、歩く胃袋の異名を持つ彼は1時間おきにトイレに行き、その結果「デブラドール」になってしまったのだ。
まっ、これって私の責任でしょうねぇ、、、。


耳の不思議 2002,12,18
プラトンの耳は家に来た当時から半タレ耳だった。それは今でも変わらない。
立ち耳の犬でも小さい時はタレ耳の犬も多いから、彼の耳も将来立つかもしれないな。
でも半タレ耳もとっても可愛いんだけどねぇ〜〜。

ガリバーは最初から立ち耳だった。
だけど飛行機の翼みたいに水平についていた。
耳が大きくて顔が小さいから、耳を倒して「ねずみ〜〜」なんて言って遊んだっけ。
(実は今でもやってるんだけど、、、)
近頃はかなり垂直方向に上がってきた。
まさかもう耳が垂れるなんてことはないと思うので、彼女は立派な立ち耳犬だ。
ところで最近、私は驚くべきことを発見した。
なんと彼女、片耳づつ休ませることができるのだ。
やっぱり耳も立ってると疲れるのかなぁ??


                 ↓片耳リラックス犬

性格良し! 2002,12,17
獣医さんから葉書が来た。
次の注射は28日とのこと。年末ぎりぎりだ。それまで家にいるかなぁ??

プラ・ガリの性格の良さは獣医さんのお墨付きだ。
初めて連れて行ったとき「きっとやさしいお母さんに育てらてたんだね〜」と、獣医さんが言ってたっけ。
そんなやさしいお母さんから生まれた2頭を最近私は叱ってしまう。
いけない、いけない、産みの母の苦労が台無しだ。
でもね〜、あのペットシーツ引き裂いて中身出すの止めてくれませんかねぇ。
後始末大変なんですぅ。それにのどに詰まったりしたら危ないんだよ〜。

そんな私の心労をよそに彼らは今日も元気いっぱいだ。
プラトン、最低一日3回は脱走する。
そして家の中をタッタカ楽しそうに走り回る。
そりゃ私だって外に出して思いっきり走らせてあげたいんだよ。
でもね、注射が全部終わらないと駄目なの。もうちょっとの辛抱なんだよ。
だからね、お願いだから私が電話してる時に脱走するのやめてくれ〜〜。

          ↓お友達からクリスマスプレゼントもらいました


間に合った! 2002,12,16
あ〜なんとか間に合った。
何度やっても「サーバーが見つかりません」で、もう今日は駄目かとあきらめてたんだけど。
一応毎日更新を目指しているので、一行でも書きたい。
もう今日は終わりだから、ますます可愛くなっていくプラ・ガリの写真だけ。
バックが暗くてガリバーの輪郭が今ひとつなんですけど。


柴とコーギー 2002,12,15
今朝、何気なく前を見ると黒柴をつれた人がいた。
お腹と足の先がちょっと茶色くてガリバーにそっくり!
ガリバーはちょっと耳が大きいけどね。
と思いつつペットショップに行くと、コーギーの赤ちゃんがいた。
あれ?このワンちゃんプラトンにそっくり!!
プラトンは足が長いけど、ガリバーと耳を取り替えたら、お互い柴とコーギーにかなり近い感じになるなぁと思った。
これからこの子達、どんな容姿になるのだろうか。

この週末、現地にいる犬がまた2頭亡くなってしまった。
現地のボランティアの方々がどんな無念な思いをしているかと思うと、かける言葉も見つからない。
本当に早く皆にいい里親さんがみつかるといいのになぁ、、、。


全然似てない! 2002,12,14
今日は恒例の獣医さんに行った。
先週会った猫連れのお兄さんに再会した。
前回、世間話ついでに漠然とこの子達の由来を説明したのだが、調べてHPを見てくれたという。
「このワンちゃんたち載ってましたねぇ」と言われてすごく嬉しかった。
何が起きているのかを知ってくれる人が少しでも増えれば、きっとどこかにつながっているはずのプラ・ガリの赤い糸が早く見つかるかもしれないからね!

里親探し中の仔犬を預かっているんです、と言うと、皆一様に「何犬?」と聞く。
「雑種ですよ。」、「何と何の雑種?」、「・・・・・」
皆きっと何か目安が欲しいんだろうなぁ。私だって同じ質問をするだろう。
でもちょっと説明に困るんだよねぇ。だってこの子達、本当に似てないのだ。
2頭違うってことはよくあると思うけど、3頭兄弟でここまで似てないのも珍しいんじゃないだろうか。

一番最初にもらわれていったタミーちゃんの里親さんが写真を送ってくれた。
お鼻が伸びてますます可愛くなったタミーちゃん。
でもやっぱり、、、、全然似てない。


                 ↓ シッポも全然違います。

何かに似てる、、、 2002,12,13
明日でプラ・ガリと暮らすのも2週間。
さすがにちょっと臭くなってきたので洗うことにした。
臭い、と言っても外に出るわけじゃないので、仔犬特有のあのミルクとオシッコの混じったようなポワ〜ンとした匂いだ。
私、結構好きなんですけどねぇ。

今日は寒いのでヒーターを全開にしてザブザブ洗った。2匹ともと〜ってもおとなしい。
サイズも小さいし、本当に楽。まあ、今はまだ怖くて固まってるだけかもしれないけど、この楽さ加減はテディ(ラブラドール)と比べたら月とすっぽん(?)いや、雲泥の差って感じかな。

ガリバーの体にシャワーをかけながら、ふと思った。
「これって何かに似ている、、、」
30秒考えて思いついた。海苔の佃煮だ。
黒くてやわらかい短毛がみっしりと生えている。だから濡らすと黒光りしておいしそうな佃煮になった。
もちろんきれいに洗って乾かしたあとは、ピカピカふさふさの小顔黒犬にちゃんと戻ったので、赤い首輪をつけてあげた。
これがまた良く似合うのだ。

                    ↓ 海苔の佃煮犬

一時預かり 2002,12,12
今日はお友達にパピーシッターを頼んで外出した。
今はまだ1日3回餌をあげているので、一日中家を空けることが出来ないのだ。
たまには気分転換しなくちゃ。用事もたまり放題だし、、、。
犬と人間を一緒にするなんて!と怒られそうだが、育児中のお母さんの気持ちがよくわかる。
人間に例えれば、小学生2人と3歳の双子、計4人の母って感じですかね。
母親の偉大さが良くわかる。お母さんは大切にしなくちゃいけない。

街は師走の賑わいだった。今年ももう終わりなんだなぁ。
もしかしたらプラ・ガリと一緒に年を越すかもしれない。
実は私は都合で1月の始めまでしか彼らを預かれないのだ。
その条件でよければということでお引き受けした。
でも私は彼らに家から巣立っていって欲しいと心から思っている。

みんな「情が移って手放せなくなるよ」と脅かす。
でも私がこの子達を引き取ることはまずない。
できるだけの愛情を注いで、しつけをして、立派な家庭犬に育てて里親さんにお渡ししたい。
それが一時預かりの使命(大袈裟、、、)かなっ。
そして私はいつか、あまり引き取り手がつかないような成犬を家の子にしたいと思っているのだ。



仔犬 2002,12,11
プラトン、ガリバー、我が家に来てはや12日たった。
仔犬だけに環境に慣れるのは本当に早い。
最初おとなしかったのは猫かぶってたんだね。君たちを見た時私は、こんな子たちだったら楽勝だと思ったんだよ。ハ、ハ、ハ。

今日はわずか2時間外出した隙に大変なことになっていた。
いたずらもどんどん高度になっていく。
「あ〜やれやれ」と言いながら後始末。それで一日が過ぎていくのだ。
テディが小さい時のこと思い出したよ。
毎日戦いだったな〜。
日に日に新しいいたずらが出来るようになって、私も毎日策を練ったっけ。
仔犬ってこういうものなんだ。

昨日、現地で数頭の仔犬が寒さに耐え切れずに死んでしまったという話を聞いた。
1頭は里親さんも決まっていたと言う。
本当にやりきれない。でもねぇ、せめて私に出来ることだけは精一杯やりたいのだ。
この子達は亡くなった犬たちの分も幸せにならなくちゃいけないのだから。


すり抜けの術 2002,12,10
脱走話しにはさらに続きがある。
夜、夫が呼ぶので彼らの部屋の前に行って見ると、プラトンがゲートの後ろでうれしそうに尻尾を振っている。
だが、2箇所あるサークルの扉はどちらもきっちりしまっている。
「???」、まさかサークルの格子の間をすりぬけたのか?
それとも床に穴を掘って出てきたのか?
彼をもう一度サークルの中に戻して様子を見てみた。
そうしたらやっぱり体を紙のように細くしてサークルの格子をすり抜けてきた、、、、、
わけはなくて、頭で天井の扉を開けて出てきたのだ。
必然的に扉はもとに戻って、マジシャンドッグの出来上がり!というわけだ。

たまにはガリバーの話も書かなければ。
彼女本当に手のかからないお利巧さんだ。
トイレの成功率も70%ぐらいまで上がってきた。
彼女は耳は大きいが顔がとても小さい。
その小さい顔についた口で、一生懸命ご飯を食べている様を見ていると、本当に可愛くて「もっとお食べ〜」と言いたくなってしまう。
だが、実は彼女は早食いでプラトンの分まで食べてしまう大喰らいなのであった。

脱走その2 2002,12,9
あ〜、雪だ!雪!!今シーズンは早いなぁ。
プラ・ガリは窓から雪を不思議そうに眺めていた。
外に出してあげられてくて残念!きっと大喜びしたに違いない。

朝、2匹をサークルから出して遊ばせている間に、餌を取りにキッチンへ。
わずか数メートルの距離だ。
私がキッチンに入るとあっちの方で何か「バサッ」という音が。
いや〜な予感がして、廊下に出てみると、やっぱり!!
小さくて薄茶色の物体が走り去っていく。
「待て〜〜」私はその物体を必死に追いかけた。そして私に続くテディ(ラブラドール)とマリア(ミックス)。
彼はベッドの下や、家具の下にもぐりこむという、他の誰も出来ない必殺技を屈指して逃げる逃げる、走り続ける。
ようやく捕獲したときには、追っ手の一人と2匹はぜいぜいと息が上がっていた。
だが逃亡者の彼はかわいい顔をして私を見上げ、楽しかったねぇと言わんばかりだ。
こいつかなり大物だ、、、。


Escape from Alcatraz 2002,12,8
今日はお友達のゴールデン、茶々と小茶丸が遊びに来てくれた。
外国映画の囚人さながら、サークル越しに小さな2頭は大きな来客の鼻にしきりとパンチを食らわせていた。
来週になったら彼らにもプラ・ガリをみっちり教育してもらおう。
でも先に根をあげるのは、絶対成犬のほうだろうなぁ。

ガリバーはかなりトイレの場所を覚えた。3回に1.37回ぐらい(実に微妙)は成功だ。
で、プラトンは、、、その片鱗も無い。
だからと言ってプラトン、決して頭が悪いわけではないのだ。
彼の才能と情熱は他のことに向けられている。
それはズバリ「脱走」だ。彼は現在いる部屋から何度も脱走を試みたが、あと一歩、と言うところで取り押さえられてしまう。
だが彼はそんなことでめげるような軟弱犬ではないのだ。
おへそを天井に向け寝ているように見せかけて、実は次の脱走の機会を虎視眈々と狙っているに違いない。


ペットショップにて 2002,12,7
今日は獣医さんに行った。ワクチンを打ってもらって、糞便の検査をしてもらった。
回虫の話になった。獣医さんに、いっぱい出てグロテスクだった、と話したら、
「いや〜すぐ慣れますよ。ワッ、ハッ、ハッ!」だって。
せっ、先生〜〜、そんな物に慣れたくないんですけどぉ、、、。

その帰りトイレのしつけ用液を買うため近くのペットショップに寄った。
お店には痩せこけて年取ったゴールデンと小型犬が数匹放し飼いにされている。
お店の真ん中にケージがあってその中にフラットコーテッド・リトリバーがいた。
「セール¥78,000」、ほぼ成犬サイズだ。なのにケージが小さすぎて頭がつかえている。
その上、人恋しいのか、出して欲しいのか、キュンキュンと鳴き続けている。
たまらずお店の人に聞いてみた。「この子もしかして返却されたのですか?」
20代の女性店員は鼻をフンとならして、こういった。
「生き物ですから売れ残ると大きくなるのです!」
そんなことは言われなくてもわかっている。
「ちょっとケージが小さいんじゃないのかなぁ、、、」と私。みごとに無視された。
ペットショップの売れ残りなんてごまんとあるだろう。
その動物たちがどうなるのかは、考えたくもない。
でもさぁ、たとえセールでも売り物なんだからもうちょっと大切にしてやりなさいよ〜。
私はひどく不愉快になり「あなたたち!最低ね!!」と二昔前の青春ドラマの主人公のような捨て台詞をはいて店を出た。
あのフラットが狭いケージにいれられていたことなんて忘れてしまうような素晴しい飼い主にめぐり合うよう祈らずにはいられない。

空飛ぶ、、、 2002,12,6
英語で動物のトイレのしつけをすることを、Housebreak という。家を壊してどうすんじゃい!と思うが、私には語源はわからない。
で、トイレのしつけが出来ていることを Housebroken というのだが、その Housebroken 目指して二匹はトレーニングを始めた。
って、始めたのは私だが、、、。
我が家の先住犬、テディはトイレに関してだけは天才的と言えるほどの才能を発揮した。
だから私はトイレのしつけで苦労したことが無い。

トイレのしつけに関するあらゆる情報を集めてみっちり頭に詰め込んだ。
だが、、、当然マニュアルどおりに行くわけはない。

あっ、するな!と思った瞬間、持ち上げてトイレに運ぶ。
だからその道筋にはオシッコの後がテンテンと、、、。
当のプラ・ガリは自分がなぜオシッコしながら空を飛んで、トイレに着地したのか全く理解していない。
キョトンとした顔で私を見上げて固まっている。
と、その隙に、もう片方が他でやっちゃったりするんだよなぁ。
あ〜目が後ろにもついていたら、、、
まっ、2ヶ月の仔犬にいきなり教えるのは無理だからね。気長にやろう。
ここしばらくは「空飛ぶおしっこ犬」が続きそうだ。

Muzzle 2002,12,5
あれ??なんか違う。
いつものように朝、プラトンをひざに乗せてこねくりまわしていると、気がついた。
鼻が出来てる!!
あったりまえじゃない、犬なんだから、と言わないで欲しい。
プラトンの顔は直線的だった。まさにブルテリア顔だったのだ。
それで耳を引っ張っては「ブルテリア〜」と言って遊んでいたのだが、今朝見ると鼻が、というより鼻面が、英語で言うところのマズルが(しつこい、、、)出来ていたのだ。
あぁ、こうやって成長していくのだね。立派な犬になっていくのだ。
昨日は手を内側にまげて寝るのが出来るようになったし、今朝はおしっこの後、床をけってたよね。
本当に日ごとにいろいろなことが出来るようになってゆく。一時預かり母さんは感無量だ。

お友達がデジタルビデオカメラを貸してくれることになった。
「可愛い時期はビデオにおさめなくちゃだめだよ!」
そうかそうか、ビデオなら声もとれるしPCでも見られる。
未来の里親さ〜ん、可愛い姿、いっぱい撮っておきますからね〜〜。

↓まだブルテリア顔時代のプラトン

助っ人帰宅! 2002,12,4
やった!やっと待ちに待った助っ人が帰ってきた。
結婚してから今まで、これほど夫の帰りを待ちわびたことがあっただろうか。
う〜ん、、、、記憶に無い、、、。

帰るそうそう着替えもせずに早速ご対面。
プラ・ガリは喜んで、夫の靴下や上着をひっぱたり、ひざの上によじ登ったり。
この子達本当に愛想がいい。人が大好きなんだね。きっといい家庭犬になるぞ。
ふと思ったのだが、この子達にとって夫は
「ワシントンDCのリンカーン大統領のモニュメント」
ぐらい大きいのではないだろうか?
それでも果敢にまつわりついていく君たち、将来有望だな!

里親探し 2002,12,3
友人の知り合いが犬を欲しがっているということで、早速写真を送った。
しかし、友人曰く、外飼いだから断ったとのこと。
今こんなに大切に育てられている仔犬たちを外で飼われてはたまらん、という。
はいはい、大切に育ててますよ〜。おかげで先住犬がいじける、いじける。悪いなぁ。

外飼い・中飼いについてはいろいろな意見もあろうが、私は友人の配慮に感謝した。
当の預かり家庭でもないのに、ただ私の友人というだけで、彼女は仔犬たちの行く末を心から心配してくれている。
そういう多くの友人、知人に助けられてこの4日間やってきた。
私一人でいったいどこまでできただろうか。

今日は久々に公園へ。新しくできたドッグランに行った。
黒ラブちゃんの飼い主が私の話を聞いて、自分も猫が欲しくてレスキューグループにいくつかあったてみた、と言う。
だが彼女は当時仕事していたのと、犬がいるというだけで、全て断られたそうだ。
「電話さえもかけてくれない。会ってくれればどれほど私が猫を大切に育てるのかわかってもらえるのに」
結局彼女はお金を出して猫を買ったそうだ。
なんかうまくいかないなぁ。ちょっと複雑な気持ちになった。



すくすく 2002,12,2
今日はガリバー全開。昨日はプラトンにやられっぱなしでキューキュー言ってたのに。
それにしてもこの子達、トイレの回数が少ない。
昨日は夜中の1時まで待ったのに何もせず。今朝恐る恐るのぞいてみると、やはり何の痕跡も無し。そのかわりするときはまさに「ドカンッ!」って感じなのです。
もしかしてトイレの回数が少ないたちなのかな。(そんなのあるかぁ〜??)
でも楽でいいや。タイミングさえつかめばの話ではあるのだけれど。

それにしても仔犬の成長は早い。
1日目の写真を見ると、、、今日より小さい!!
でも可愛さ倍増だよね。明日はどのぐらい大きくなってるかなぁ??

ボランティア始めました! 2002,12,1
家族が増えた!
千葉の多頭飼育崩壊現場から3匹の仔犬がやってきました。
だから昨日はてんてこ舞い。仔犬が来て、獣医さんに行って、サークル作って、洗って、御飯やって、気がついたらもう夜中の2時。
来たときは埃まみれでなんだかわからないものいっぱいつけていた仔犬たちも洗ってフカフカ、ピカピカのワンちゃんに変身。今日のお見合いに備えました。
そして今日、一日に「くま子、ポポンタ、コロ」と新しい名前を三つもつけてもらった、ラックはやさしい里親さんのところにもらわれていきました。

たった一晩だったけど、すごく楽しかった。ラックのことは一生忘れないからね。
やさしいパパ、きれいなママ、すてきなお姉さんのいるお家で沢山可愛がってもらってね。
そしてガリバー、プラトンにも早くいい里親さんが見つかりますように!




















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