ももははさんが、20日に専門医のいる病院へ行ったときのことを書いてくださいました。
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病院では、まず、レントゲンと血液検査をして その後、全身麻酔でCT検査となった。
(頭と、首の骨(頚椎)の情報には、MRIが良いのですが、
MRIは、たまたま病院の事情で、現在、使えないのでCTだけを撮りました。
ももの場合は、目の異常もあるので、首の筋肉の情報が必要となり、CTも大切な検査です
また、MRIの検査が出来ない事は承知の上で今回病院に行っています。)
もものCT検査が非常に長いなぁ〜と思っていたら、
専門医が、来て、
「ももちゃん、検査は終わっているのですが、麻酔から覚め難いので、少し時間がかかっています。
覚め難いのは、脳にちょっと異常が見つかったからで、麻酔の心配ではないですから」と言ってくれた。
普通は、20分もすれば麻酔は覚めるそうですが、
ももは、2時間くらいかかって覚めたようです(完全に覚めるまで、先生がついていてくれました)
検査の結果は、脳腫瘍。
治療方法は、手術の後、10回の放射線治療だそうです。
(悪性の細胞が混ざっている可能性があるから、手術で取りきれない部分を放射線で治療します
放射線治療も全身麻酔で行います
麻酔については、危険性と必要性を天秤にかけて判断すると良いと思います)
「手術で、足の麻痺は、格段によくなりますが、目の瞬膜露出は、残るかもしれません」とのこと
手術をお願いしたところ、
「できれば、MRIの検査も受けて頂けると、手術をするときに情報が多いから 私が、助かるのですが」と言われ、
言われてみれば、頭の情報は、MRIが一番良いからと思い、MRIの検査をお願いしました。
「ほかの病院で、MRIの検査だけ受けてきてくれても良いです」と言って下さったのですが、
今、慌てても変わりがないように感じているので、専門医にてMRIの検査もお願いしました。
注意すべきことをお聞きしたら、
次のことが起きたら、至急、獣医に行って下さいとのことでした。
・四肢の継続的な震え
・1本の足を軸にして、グルグル回る動き
(「1本の足を軸にグルグル回る動きが出たら、MRIの検査をせずに手術をする可能性があります」とのことでした)
頂いたお薬は、ステロイド剤です。
炎症を抑える働きがあります。
左側の麻痺がほとんどわからなくなり、
使い方さえ間違わなければ、本当に良いお薬だと思いました。
専門医に、「主治医にどういう説明を受けていますか?」と聞かれ、
「コレステロールが高いから、甲状腺が悪いと聞いています」と答えました。
このことも気にかけて下さり、
「コレステロールは、271で、高めですが、問題ありません。
一般の獣医では、脳腫瘍の経験がないから、甲状腺と思われても仕方ないと思います」と言われました。
細やかな心使いに、手術も安心できると思いました。
(コレステロールは、ドライフードをやめて、半生、缶詰に変えたから下がったと思います。
ドライは、脂肪分が多いですので・)
元々、コレステロールよりもALPが気になっていたので、
(専門医で1024とまた上昇していました)
「ALPが高いのは、肝臓ではなく他に原因があるように感じているのですが、
レントゲンで、骨の一部で石灰化がありましたが、これが関係していませんか?」とお聞きしたら、
「骨由来だとしたら、石灰化ではなく、軟化するので、骨が黒く写りますから、
石灰化とは関係ないと思いますが、気になるのでしたら、どこ由来か検査しましょうか?」と言って下さったので、お願いしました。
(ALPは、肝臓、骨、小腸、腫瘍などから作られます
どこから作られたかは、特別な検査が必要です)
今回、ももは、行ける範囲に専門医があって、本当に運が良かったと思います。
追伸:
メッセージにも書きましたが、
こちらのHP 下の方の
「外科学:外科的除去と放射線療法により治療した犬の原発性脳腫瘍の2例」
この方法が、今回、ももを受ける治療法です。
予後も良いとお聞きしています。
写真は、お正月に着物でお参りしたものです。
シッポが下がりっぱなしで、調子が悪かったと思います。